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近頃の金相場

2026/09/04

近頃の金(ゴールド)相場は、かつてない歴史的な高値圏で推移しています。国内の店頭小売価格(1gあたり・税込)は24,800円〜24,900円前後、買取相場も24,300円〜24,500円前後と、非常に高い水準を維持しています。春先には1gあたり3万円手前(30,305円)という史上最高値を記録したのち一時的な調整が入りましたが、数年前の6,000円〜8,000円台だった時期と比較すると、依然として異次元の高値と言えます。

この歴史的な金高騰の背景には、主に3つの要因が存在します。第1に「米国の利下げ観測」です。金は利子を生まない資産であるため、利下げによって預金や国債の利回りが低下する局面では、相対的に金の投資魅力が高まり買われやすくなります。第2に「地政学的リスクと安全資産需要」です。世界情勢の不安定化や経済の先行き不透明感を背景に、世界中の機関投資家や各国中央銀行が「有事の安全資産」として金の購入を継続しています。第3に日本特有の理由である「円安の影響」です。国際的な金取引は米ドル建てで行われるため、ドル建て価格の上昇に加えて為替の円安が進行していることが、円建ての国内価格を強力に押し上げています。

こうした相場環境を踏まえると、今後の対応は目的によって異なります。まず、使わなくなったジュエリーや金製品の売却・現金化を検討している方にとっては、間違いなく絶好の売り時と言えます。一方、これから投資目的で購入を始める方の場合は、高値圏での急な価格変動リスクを避けるため、一括で購入するのではなく、毎月一定額を積み立てる「ドル・コスト平均法」などを活用し、時間を分散してリスクを抑えるアプローチが推奨されます。